今日、2025年7月4日――いよいよ「予言された日」の前日です。SNSや海外ニュースでは「トカラ列島で500回以上の地震が発生した」と『私が見た未来』に基づく“7月5日大災害説”が再び話題になっています。
この記事では、①デマの中身を整理し、②現在の地震活動を確認し、③その上でも「備え」の重要性にフォーカスします。当日の朝に家族や近所と共有すべき内容も含めてお送りします。
■ ① 今、何が騒がれている?
香港メディアやTimes of India、日本のSNSでは「トカラ列島で500回以上の地震が観測された」という情報が拡散中。しかしこれは、地震観測回数のカウントを“感知回数=揺れた回数”と誤って報じている可能性があります。実際、日本は地震大国で“群発地震”も珍しくありませんが、これが直ちに巨大地震につながるとは限りません。
■ ② 専門家からの声は?
気象庁や地震研究者は、たつき諒氏の予言を厳しく否定。「〈特定の日時〉の地震予知は不可能」と明言しています。特に「500回以上の地震が起きた」という指摘についても、科学的解釈には誤りがあると警告されています。
■ ③ 防災の基本は変わらない
予言云々ではなく、日本に住む以上は常に備えることが不可欠です。当日・当日の朝にチェックすべき項目をまとめました:
- ① 緊急地震速報が鳴る仕組みと受信方法を確認
- ② 家族との連絡方法・安否確認体制を再確認
- ③ 転倒防止策/家具固定の点検
- ④ 非常用持ち出し袋の中身(水・薬・現金・携帯充電など)再点検
- ⑤ スマホの電源・モバイルバッテリー・予備電池を満充電
特に「今朝」「当日深夜」にスマホが使えなくなる可能性も考え、モバイルバッテリーを枕元に置いておく習慣を共有しておくと安心です。
■ ④ 高齢者が今やっておきたい小さな備え
高齢者にとって、いざという時に“体がすぐに動かない”“情報が届かない”というのは大きなリスクになります。以下のような小さな備えが、生死を分ける場面にもつながります。
- ・杖やメガネ、補聴器は常に寝室の枕元に
夜中に停電が起きた場合、まず動ける準備が必要です。 - ・懐中電灯やラジオはボタン一つで点くものを
小型の手回しラジオやLEDライトは百均でも入手できます。 - ・スリッパや靴はすぐ履ける場所に
ガラス片の上を歩く可能性を考え、底が厚めのものを。 - ・トイレの簡易準備も考える
停電・断水時に備え、ポータブルトイレや袋式トイレの準備を。
「もう年だから仕方ない」とあきらめるのではなく、「もしもの時、自分の命を守れるのは自分だけ」と考えておくことが大切です。
■ ⑤ デマに振り回されないために
– 根拠のない情報を不安で拡散しない
– 気象庁や自治体の公式発表を待つ
– 家族や高齢者には「SNS以外に信頼できる情報源があるよ」と優しく話しかけること
予言の真偽はさておき、当日の防災意識を高める機会として捉えるのが賢明です。
■ 最後に
「2025年7月5日」という節目の日は、災害と向き合うきっかけになり得ます。重要なのはデマかどうかではなく、この機会に、いつ何が起きても大丈夫な準備を整えておくことです。
防災とは「人ごとではない」と気づくことから始まります。あなた自身が備え、そして周囲の人と声をかけ合うことで、誰かの命を救えるかもしれません。
どうか安全な7月5日を迎えてください。
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