後編 高齢者優遇政策と日本の未来への影響

人込み 時事ネタ
前編 新型コロナウイルスの対応と専門家への疑念
新型コロナウイルスの第11波に対する過剰な対応と専門家・政治家の自己保身に対する批判。2024年の夏、依然として続く感染対策の問題点を詳しく解説します。

筆者は、2024年の夏に至るまでのコロナ対応において、特に「高齢者を守れ」という大合唱が繰り返されてきたことに強い疑念を抱いています。この4年半の間、「おじいちゃん、おばあちゃんの命を守る」ことが最優先され、若者や子どもたちがその犠牲を強いられてきました。特に、学校の閉鎖やイベントの中止など、若者の成長や経験に重要な機会が奪われたことに対して、筆者は強い憤りを感じています。

例えば、学校が閉鎖されたことで、学習の機会が減少し、友人との交流も途絶える中で、「学校に行かなくて済んだから嬉しかった」と軽々しく言う若者もいます。しかし、筆者はそのような態度に対して、自分のことしか考えていない不心得者だと厳しく非難します。このような若者がいる一方で、将来的には日本全体がこのような対応の影響を受けて深刻な社会問題に直面することになると筆者は予測しています。

2024年の夏、コロナの恐怖を煽る専門家やメディア、そして政治家たちも、2050年代に日本が本格的に危機的状況に陥る頃には「逃げ切る」立場にいることでしょう。筆者は、彼らが未来の世代のことを考えず、自らの利益や立場を守るためだけに行動していると強く批判します。彼らが過去の失敗から学ばず、コロナ騒動をいつまでも続けることで、次世代の日本を支える若者たちに大きな負担を強いていることに、筆者は危機感を抱いています。

特に、2024年時点で30代や40代であっても、現状のままでは将来、老害と化す可能性があると筆者は警鐘を鳴らしています。今、若い世代が未来のために行動しなければ、日本全体が取り返しのつかない衰退の道を進むことになるでしょう。

さらに、筆者は、コロナに対する過剰な恐怖心が日本全体の思考を麻痺させ、理性的な判断を下すことが難しくなっていると感じています。コロナはもはや風邪の一種として扱うべきであり、それに過度に怯え続けることは無意味であると主張します。それにもかかわらず、メディアや専門家が「マスクを着けろ」「高齢者を守れ」と叫び続けることで、日本人全体が一斉にそれを信じてしまう状況が続いていることに、筆者は大きな懸念を抱いています。

また、2024年におけるワクチン接種の状況についても触れています。1回目の接種が約1億475万回行われたのに対し、7回目の接種は約1750万回にとどまりました。これは、2024年4月からワクチン接種が原則有料となった影響もあると考えられますが、これまでの接種回数と比較すると大幅な減少であることは明白です。筆者は、この減少が国民の間でコロナに対する関心が低下していることを示していると考えています。

さらに、東京都医師会の尾崎治夫会長が「夏のコロナ治療に公費を投入すべき」と発言したことに対しても、筆者は強い違和感を抱いています。現在の日本は、円安の進行や物価の上昇、そして給料の停滞といった経済的な課題に直面しており、さらに少子高齢化が進んでいる状況です。2024年の出生数は日本総研の予測によれば70万人を割る見込みであり、このままでは日本は衰退の一途をたどることになります。そのような状況下で、「コロナ治療に公費を投入すべき」という発言は、将来的な財政負担を考えると無責任であると筆者は考えています。

日本は1973年に第2次ベビーブームのピークを迎え、209万人の出生数を記録しましたが、2024年の出生数はその約3分の1に過ぎません。この世代が高齢者となる時、現役世代は非常に少なく、社会全体が大きな負担を強いられることが予想されます。筆者は、今こそ高齢者優遇の政策を見直し、若者や子どもたちの将来を守るための政策を実行すべきだと強く訴えています。

最後に、筆者は日本という国が「コロナに怯えて過ごす5回目の夏」を許容している現状に対して強い失望を表明しています。これほどまでに愚かで、未来の世代に対する責任を果たさない国であることに対して、筆者はもはや政治にも国民にも期待を持てなくなっていると告白しています。賢明な読者には、自らの力でたくましく生き抜く術を見つけることを強く勧めています。

筆者は、日本が持続可能な未来を築くためには、過去の誤りから学び、高齢者優遇政策を見直すことが不可欠であると結論づけています。読者に対しても、自分自身で道を切り開く覚悟を持ち、他者に依存せずに生き抜く力を養うことを呼びかけています。


中川 淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう)

中川淳一郎は、1973年東京都生まれのライターです。1997年に一橋大学商学部を卒業後、広告代理店の博報堂に入社。博報堂では、PR戦略局(当時のCC局)に配属され、企業のPR業務に携わりました。2001年に退社後、雑誌ライターや『TVブロス』の編集者として活動し、2006年からはさまざまなネットニュース媒体で編集業務を行い、PRプランナーとしても活躍しました。

2020年8月31日には「セミリタイア」を宣言し、ネットニュース編集やPRプランニングの第一線から退きましたが、現在は著述を中心にマイペースで活動を続けています。主な著書には『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットは基本、クソメディア』『電通と博報堂は何をしているのか』『恥ずかしい人たち』などがあります。

レプリコンワクチンが2024年秋に接種開始だと
2024年秋に予定されているレプリコンワクチンの接種開始に対する深い不安と懸念を共有します。新技術のリスク、臨床試験の不透明性、日本だけの承認状況について詳しく説明。私はワクチン接種を拒否します。

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