選挙のたびに思うことがある。なぜ、政治の恩恵を最も長く受けるべき若者たちが、最も投票に行かないのか──。
高齢者の投票率はおよそ70%。それに対し、20代の投票率は30%前後にとどまる。つまり、選挙は「高齢者による高齢者のための政治」を生み出す仕組みとなっている。だが、それだけならまだいい。今、問題なのは「どのような情報を元にその一票を投じているか」である。
オールドメディアに依存する“情報弱者の票”
テレビや新聞といった「オールドメディア」に依存する高齢者は多い。そこでは、ある種の“価値観の押しつけ”が行われている。安全保障や移民政策に対する歪んだ批判、政治的中立を装いながら実は強く偏った報道、SNSではすでに論破されたフェイク情報の再利用──こうしたメディアの誘導によって、多くの高齢者が「現実離れした幻想」に票を投じているのが現状だ。
結果として、現実を見ない左傾化した勢力や、既得権にしがみつく保守風中身リベラルな政党に票が集まり、日本の本来のアイデンティティや文化は、少しずつ、しかし確実に侵食されていく。
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若者は“受け身”でいてはならない
その影響を真正面から受けるのは誰か? それは、これからの社会を生きていく若者たちだ。年金、税制、防衛、教育、雇用──すべてが将来世代の暮らしに直結している。それなのに、「どうせ変わらない」「誰に入れても同じ」と無関心を装い、棄権する若者が多すぎる。
だが、投票に行かないということは、「現状維持でいい」と言っているのと同じだ。あなたが沈黙する一方で、団塊世代の何十万票が、着々と票を積み重ねている。その結果、若者の声は政治の場にまったく届かない。
空気を変えるのは“参加すること”から
たとえ1票で何かが劇的に変わらなくても、若者の投票率が上がれば、政治家もメディアも無視できなくなる。「若者の意見を聞かなければ落選する」という空気ができれば、政策も変わる。政治が自分たちの側に引き寄せられるのだ。
政治を動かすには、まず選挙に参加すること。それが“空気”を変える第一歩になる。
他人任せにしていたら、ずっと搾取される
高齢者はメディアの影響を受けやすいとはいえ、彼らは「義務感」や「責任感」で投票している面もある。では、若者にそれはないのか? 自分たちの未来に一票を投じる責任は、むしろ若い世代の方にあるはずだ。
自分の頭で考え、自分の目で見た情報をもとに判断する力は、ネット世代の方がはるかに持っている。投票に行くのは、難しいことではない。ただ、面倒くさがって行かない人が多いだけだ。
若者の無関心が、日本を潰す
このままでは、メディアに誘導された“情報弱者”が政治の方向を決め続け、国はさらに衰退する。既にその兆候は、教育の崩壊、安全保障の空洞化、外国人優遇の福祉政策などに現れている。
変えるには、若者が動くしかない。声を上げるには、まず投票所に行くこと。SNSで文句を言うより、投票用紙に意思を書き込む方が、よほど現実を動かす力がある。
投票日は、あなたが社会に参加する唯一で最大のチャンスだ。どうか、その機会を捨てないでほしい。
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