60代になった私は、これからの人生をどう過ごすかを考えることが多くなりました。老後の不安を減らし、より充実した人生を送るために、お金の使い方、住まいの選び方、そして人づきあいについての考えをここにまとめてみました。
お金は貯め込まず、自分のために使う
老後のお金の心配は多くの人が抱える問題ですが、私は必要以上にお金を貯め込むことをやめました。もちろん、一定の貯金は必要ですが、無理に節約するよりも、自分のためにお金を使うことが大切だと感じています。
60代はまだまだ体力もあり、働くこともできます。少しでも収入があることで、やりたいことにチャレンジできる余裕が生まれます。私は趣味にお金を使ったり、旅行に出かけたりすることで、充実感を得ています。趣味や旅行は、心身の健康にも良い影響を与えてくれます。新しい趣味を始めることで、新しい友人ができることもあります。
また、介護保険制度をうまく利用すれば、介護費用の負担も軽減されます。お金が不安だからといって、無理に節約生活を続けるのではなく、楽しむために使うことを考えています。贅沢をすることは、決して悪いことではありません。
終の棲家は60代までに決める
次に大切なのは、住まいの選び方です。終の棲家を決めるなら、できるだけ60代のうちに決めることが重要だと感じています。年を取ると新しい環境に慣れるのが難しくなるためです。新しい環境に慣れるには時間がかかり、ストレスを感じることも多いでしょう。
70代、80代になると体力だけでなく、脳の機能も低下しやすく、新しい環境への適応が難しくなります。特に軽度の認知症の人は、環境の変化が症状を悪化させることがあります。引っ越しをするなら、できるだけ体力のあるうちに行うことが大切です。
終の棲家を決める際は、自分が快適に過ごせる場所を選ぶことが大切です。子どもと同居を考える場合も、自分の生活スタイルを尊重し、無理のない形での同居を検討しています。子どもとの同居は、互いの生活リズムが合わないとストレスになることもあります。家族全員が快適に過ごせるよう、よく話し合って決めることが重要です。
人づきあいは無理をしない
最後に、人づきあいについてです。60代になると、無理に人づきあいを続ける必要はないと感じるようになりました。嫌な人とつき合うよりは、孤独でいる方が精神的に楽な場合もあります。無理に人づきあいを続けることで、ストレスが溜まり、健康を害することもあります。
日本では、親が要介護状態になると、子どもが在宅介護を頑張ることが多いですが、これは非常に負担の大きいことです。子どもに過剰な期待をせず、自分でできることを考えることが大切です。介護が必要になった場合、介護保険を利用してプロの手を借りることも検討しています。
友人関係についても、無理に続ける必要はありません。仕事上の付き合いや、子どもがいたからこそのママ友など、役割に縛られていた関係は整理して、自分にとって本当に大切な人だけと付き合うようにしています。友人との関係は、無理のない範囲で楽しむことが大切です。
孤独になることは必ずしも悪いことではありません。孤独になることで、自分の時間を大切にし、新しい楽しみを見つけることができる場合もあります。人づきあいに疲れた時は、一人の時間を楽しむことも大切です。
孤独との向き合い方
孤独が避けるべきものだと思うのは、ある種、私たちの勝手な価値観だと思います。多くの人は、周囲から人が離れて、自分が孤独になったとき、「これはいけないことではないか」と思いがちです。でも、周囲の人間関係がなくなったとたんに、スカっとさわやかな気持ちになって、自分の人生と向き合い始める方もいます。
孤独になれば周囲からいろいろ言われる機会も減るので、いよいよ第二の人生として自分の人生を謳歌し始めるケースもあります。「人と仲良くしなければならない」「うかつなことを言わないように、周囲の人に合わせなければならない」というのは、ある種、我々の勝手な思い込みかもしれません。
また、60代以降は「性格の先鋭化」が顕著になります。「じつはひとりのほうが気楽だった」という人は、もっとひとりを好むようになります。だからこそ、60代以降の人間関係は「したい人だけすればいい」と思います。人とコミュニケーションをとると疲れてしまうならば、無理する必要はないのです。
まとめ
60代からの新しい生き方について、お金、住まい、人づきあいのことを考えました。お金は無理に貯め込まず、自分のために使うこと。終の棲家は早めに決め、快適な環境を選ぶこと。そして、人づきあいは無理をせず、ストレスを感じる関係は整理することが大切です。
これらの考えを参考にしながら、60代からの人生をより充実したものにしていきたいと思っています。自分らしい生き方を見つけて、楽しく、健康的な老後を過ごしていきたいです。60代からの生き方を見直し、自分自身の幸せを追求することで、より豊かな人生を築いていけるよう努力していきます。
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