なんか凄いなって思ったニュース

大阪市の北野病院などの研究チームが、歯の数が不足している人々のために、薬を使用して歯を再生する治験を開始すると発表しました。
大阪の北野病院というと知らないので、大きめの個人病院かなとか思ってしまいますが、米国Newsweek誌が毎年発表している世界の良い病院ランキング「World’s Best Hospitals 2023」で、4年連続で選出されている病院です。日本から選ばれた約200の病院の中で、大阪府内の民間病院としては第2位にランクインしているようです。
正式な名称は、公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院。という立派なお名前です。
以下、お話はニュースの要約になります。
先天性無歯症
「先天性無歯症」と呼ばれる状態は、生まれつき歯が6本以上足りない人々に発生します。人口の0.1%程度の患者に影響を及ぼし、遺伝的な要因が大きいと考えられています。
歯が少ないと、食べ物を噛む能力や言葉を発する能力が弱くなるため、子供の成長に悪影響を及ぼすことがあります。治療法としては、成人になってからの入れ歯やインプラントが一般的のです。
素人考えですが、成人してからじゃ遅いと思います。
成人の歯を生やす治験
北野病院などの研究グループは、マウスを使った実験から特定のタンパク質の働きを抑えることで歯が成長することを発見しました。この仕組みを活かした薬を用いて、歯が欠損している健康な成人の歯を生やす治験を、ことし9月から京都大学医学部附属病院で始める予定です。
いきなり子供からは無理でしょうね。うまくいくといいのですが。
頭から歯は生えないので心配なし
薬は点滴から投与されますが、所定の場所ではなく、どこかとんでもない所から歯が生えたりしないかと心配になります。そこんとこはどうなんでしょう?
よく聞かれる質問なんです。頭や手からは歯が生えないのかと聞かれますが、基本的にはこの方法ではゼロから歯をつくることはできない。つまり、歯の根がないと生えない。頭にも手にも歯の根はないので生える心配はありません。
北野病院 歯科口腔外科 高橋克主任部長
頭に生えたりしたら笑えない。
2030年の実用化目指す
将来的には、治験を先天性無歯症の子どもにも拡大し、2030年までに実用化する方針です。また、この薬を用いて乳歯や永久歯に続く「第3の歯」を生やすことに成功したとの報告があり、この成果を活かして、虫歯などで永久歯を失った人々の治療にも応用することが目指されています。
早く子供さんの治療に至るといいなと思います。
2030年というと僅か6年後になります。もうすぐですね。私の虫歯も再生できるわけですが、たぶんやらないで死んでいくんだと思います。保険とかきくのかな?
再生治療ってどこまで進んでいるんでしょうね。いつかは身体の全てが再生できる時代が来るのかなとか思ったりします。できることならこれ以上老化はしたくない。と、老人は切に思うのです。
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