エイジズムにとらわれず、自分らしく生きるために

夏の夕暮れ 健康と生活

年齢を重ねると、「年だから」「もう若くないんだから」といった言葉を耳にすることが増えてきました。それに対して、自分も「もうできないかもしれない」「若い人に任せたほうがいいかも」と感じることがありました。これが世間で言われるエイジズム、つまり年齢による偏見や差別なのだろうと思います。

最近、私は少し考え方を変えるようになりました。確かに、体力や記憶力は昔より衰えたと感じることがあります。階段を上がるのがきつくなったり、昔ならすぐに覚えられたことに時間がかかることも増えました。しかし、だからといって「年のせい」とばかり言い訳するのは、自分自身にも失礼な気がしています。

私はこれまで生きてきた中で、いろいろな経験を積んできました。それは一朝一夕で得られるものではなく、若い世代にはまだないものもあるはずです。そう思うと、年齢を気にするよりも、自分が持っている強みを活かしていく方が大事だと感じるようになりました。

無理をせずに、自分のペースで物事に取り組むようにしています。新しいことを学ぶときも、焦らず少しずつ進めるようにしています。若い人たちのように一気にすべてを理解しようとするのではなく、自分に合ったペースで学び続けています。今はインターネットを活用すれば、いくらでも学ぶ機会があります。年齢を重ねても学びを続けられる時代であることは、幸運だと思います。

世間では「高齢者は新しいことができない」「技術に疎い」といった見方をされがちですが、私は自分の興味を持ったことには積極的に挑戦しています。もちろん、うまくいかないこともありますが、挑戦し続けることが大切だと考えています。自分の価値は、自分が認めるところから始まるのだと実感しています。

時には、自分が他の人よりも能力的に劣っていると感じることがあります。若い人たちが新しい技術を取り入れて、効率よく仕事をこなす姿を見ると、少し引け目を感じることもあります。しかし、そんな時には無理をせず、適切なタイミングでその場を去ることも一つの選択肢だと思っています。無理に周りに合わせるのではなく、自分に合った場所や環境を見つけることが大事だと思います。無理にしがみつく必要はないのです。

私が気にしているのは、自分のペースでやれることをやり続けることです。人生はまだ続いていますし、若い世代とは違う視点や経験を活かして何かできることもあるはずです。たとえ役割が変わっても、それは決してマイナスではなく、新しいことに取り組む機会だと考えるようにしています。

エイジズムに対してどう向き合うかは、自分自身の気持ち次第だと思います。周りからの偏見や差別的な態度があっても、それに振り回されずに、自分の道を歩んでいくことが大切だと感じています。不安に感じることや、気持ちが沈むことも時々ありますが、そういう時こそ自分が今までやってきたことや、これからできることを淡々と続けていくのが良いと思っています。

これからも、自分のペースで少しずつ前に進んでいこうと思っています。年齢にとらわれず、自分ができることを積み重ねていく。それがエイジズムと向き合うための私なりの方法です。

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