一昨年の12月のことになりますが、息子がもらってきたコロナに感染しました。コロナは妻に感染、その後私にという経緯です。
息子も妻も1週間経たずに回復したのですが、私の症状は酷く、半月ほど高熱にうなされ、身の置き所もないほどの倦怠感と高熱による悪夢のような異常な状態が続いたので、生まれて初めて死を覚悟しました。
諸説鑑みてワクチンの接種はしていませんでした。反ワクチン派ではありましたが、家族以外には否定するような意見はしていません。何度も摂取している友人には馬鹿にされていました。
高熱に魘されている時は摂取すればよかったのかなと、考えたこともありましたが、自分の判断で選んだ道ですから、このまま死んでも仕方がないとは思っていたような記憶があります。
初めて、簡単ですが遺書を書きました。
死ぬことよりも、やり残したことや自分がやるべきことを後回しにしていた事などを、死後に家族に負担させることに恐怖すらありました。
借金などは保険でカバーできるように手配してあったし、わずかに残る住宅ローンは私が死ねばチャラになります。それよりもそのいろんな手続きを残された家族ができるのだろうかという心配です。
幸いにもコロナからは生還できましたが、その後の生活にも影響は出ています。
当時、年に何度かある派遣の仕事(同じ仕事)に従事していたのですが、熱が下がらずにキャンセルしました。高齢の私でもあと10年は働ける、慣れ親しんだ仕事だったのですが、コロナのせいで行けなくなりました。
年内に高熱は収まったのですが、微熱は年越ししたような気がします。倦怠感は相変わらずで、働く気力がありませんでした。今も倦怠感はあります。
この倦怠感はコロナの後遺症なのか、年齢からくるものなのかわかりませんが、性格的なものがあるのかもしれません。やたら眠いのもあります。
ワクチンのことはさておいて、コロナ後遺症というのがあることはSNSやニュースで知っています。私など比べ物にならないくらい酷い症状の方がおられることも知っています。
上の調査では高齢者の2~5割がうつなどの症状が現れるそうですが、最近の抑うつ傾向はこのせいもあるのかもしれません。
やる気を出さなければいけないのですが、やる気は出ません。これは甘えでしょうか?
私のような高齢者ならまだあきらめもつきますが、働き盛りの方や、若年世代の方の無念さや怒りなどは想像もつきません。ただただ治療法などが見つけられることを祈るのみです。
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